Courage Dzidula Kpodo
生まれ 1999, アクラ
ガーナとアメリカを拠点に活動している
1999年、ガーナのアクラで生まれたクラージュ・ジドゥラ・クポド(Courage Dzidula Kpodo)は、建築家でありアーティストです。彼は、ガーナのクマシにあるクワメ・エンクルマ科学技術大学(KNUST)の建築学部(同地でイブラヒム・マハマらと出会う)および米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)で学びました。
クポドの活動は、20世紀の物質的遺産、とりわけ西アフリカにおいて独立前から台頭し、その後、現地の建築家たちがモダニズムの原理を熱帯地域の文脈に適用することで発展した「トロピカル・モダニズム(熱帯モダニズム)」という建築様式を対象とする「考古学者」のようなアプローチを特徴としています(資料展示スペースの年表も参照)。彼はこの建築様式をめぐり、批判的な考察を展開しています。
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Maison de cultivateur de cacao en latérite, Gyampo, Sukrong-Budu, Ghana, 2025. © Courage Dzidula Kpodo. Photo © Divine Kpodo
インスタレーション作品『Our Early Plans』を制作するにあたり、彼はアクラ北部の熱帯雨林にあったカカオ農家の家屋を解体しました。この家屋は、ガーナの土壌を特徴づける赤い土「ラテライト」で建てられており、同国を変容させた農業および建築のあり方を物語るものです。何世代にもわたって受け継がれ、長年にわたり修繕も行われてきましたが、1980年代以降は放置された状態にありました。クラージ・D・クポド(Courage D. Kpodo)は、アーカイブや文化遺産の修復政策、そして建築教育において伝統的に重視されてきた記念碑的な建造物からあえて視点を移し、ヴァナキュラー(地域固有)な建築に光を当てています。